白内障の治療の流れについて
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よい手術結果を出すために注意していただきたい点や、流れについてご説明します。
検査には瞳孔を広げる点眼薬と、特殊な顕微鏡を用いて行います。
- 細隙灯顕微鏡検査(ランプを当て水晶体全体を調べます。)
- 屈折、視力、眼圧検査
- 眼底検査
- 網膜検査
- 視神経検査
- 水晶体が真っ白ににごっている場合は網膜電図検査など
を行います。痛みはまったくなく、検査の結果もその日のうちに出ます。白内障以外の病気があった場合もこの検査で発見することができます。
※帰りは瞳孔を広げる点眼薬により4~5時間は光をまぶしく感じることがありますので、ご自身で運転してのご来院はお控えください。
- 術前精密検査は手術の1週間前に行います
- 手術日を決める日に術前精密検査の予約もお取りいたします
- 手術を片目づつ行う場合は、片目の手術日から一週間後にもう片方の手術を行います。
両目同時に行うことも可能ですので、詳しくはお問い合わせください。
手術をお申し込みいただいた方には「術前精密検査」で手術に必要なデータをおとりします。
ゆっくり、リラックスした状態で検査を受けられるようにしてください。
【正確な計測データを出すための注意事項】
- 眼圧が上がる可能性があるため適応検査前日の飲酒はご遠慮ください。
- 眼底検査の点眼により4~5時間は光をまぶしく感じますので車・バイクなどでのご来院はお控えください。
- 正確な計測結果を出すために前日は眼を休め、早めにご就寝下さい。
他にも採血検査のほかに、眼科特有の検査として、眼軸長の測定、角膜の曲率半径の測定、内皮細胞検査等を行います。また、必要に応じて眼底の写真撮影、網膜の厚みの検査、角膜形状解析、角膜の厚みの検査、視野検査等が追加する場合があります。通常は、1時間程度で終了し、痛みを伴う検査はありませんが、眼底検査の際、瞳孔を広げる点眼薬を行うために、4~5時間は光をまぶしく感じます。
- 視力検査
- 角膜曲率半径角膜の形状や、乱視の状態をみます。
- 角膜内皮細胞検査角膜の内皮細胞数を調べます。
- 細隙灯顕微鏡検査・眼底検査(散瞳検査を含む)目の長さを調べ、患者様に合った眼内レンズの度数を決めます。
- 超音波検査(眼軸長検査/断層撮影)目の長さを調べ、患者様に合った眼内レンズの度数を決めます。
- 結膜嚢培養検査
- 血液検査手術に影響する疾患があるかどうか、体の状態を検査します。
※所要時間は約2時間半です。
【手術4日前】
この時に手術当日に来院して頂く時間や当日の注意事項などを詳しく説明させて頂きます。(説明時間は10~15分程度です)手術直前にも消毒は行いますが、手術3日前日から手術日の朝までの間、この日お渡しする雑菌の繁殖を抑える目薬を患者様にも1日4回点眼して頂きます。
なるべくご家族の方と同席していただくことをお勧めしております。
手術室入室前から、手術衣への着替え、散瞳剤などの点眼、血圧測定、があります。
降圧薬などのいつも服用している薬は、飲んでもらう必要があるものもありますので、かならず事前に医師と相談しておいてください。
入室前までに必ずトイレを済ませておくようにしましょう。
手術前後はご家族や関係者の付き添いは必要ではありませんが、患者様ご本人の気分的な安心感や手術後に帰宅される際の安全も考慮しますと、付き添いの方がつかれることをお勧めします。
- 手術開始40分前に来院ください受付をお済ませください
- 着替え手術着をお渡ししますので着がえて頂きます。
- 血圧を測り、抗生剤の点滴を受け、散瞳薬(瞳孔をひろげる目薬)を点眼をしながら手術開始まで安静にお待ちいただきます。
- 手術室にお入りいただきます。
【所要時間20~30分】
ご家族の方のご希望があれば、別室のモニターにて手術の様子をご覧頂く事ができます。
手術中はとても細かい作業をしておりますので、手術がはじまりましたら急に顔や体を動かさないでください。手術中はまぶしい光が見えます。「下の方を見てください」「右の方を見てください」「光の方向を見てください」など、執刀医が目を向ける方向を指示しますので、顔や体を動かすさず、目だけで指示された方向を見つめるようにしてください。
手術中は痛みは感じません。万が一痛みを感じるようでしたらこちらからも頻繁に声をおかけしていますので、お知らせくだされば麻酔を追加する事も可能です。
⇒ 実際の手術の流れはこちら
【所要時間約1時間】
手術後、リクライニングチェアにてしばらく安静にしていただきます(手術後10~15分程度)。その後に専任スタッフから手術後の注意事項の説明を受けたあと、公共交通機関かご家族のお迎えにてご帰宅いただきます。
手術直後は眼球保護のため眼帯を装着します。目をこすったり直接さわったりして圧迫しないように注意してください。
翌朝の診察まで眼帯をはずさない方が安全ですが、片目で不自由を感じる場合は手術直後より眼帯なしにすることも可能です。
ただし、寝るときなどは目を圧迫するとよくない場合もありますので、手術後の1週間は就眠時に保護眼鏡を装着するようにおすすめしています。
(保護眼鏡は手術を受けられる皆さんにお渡ししています)
※両眼同時に手術を行った場合は、保護眼鏡をかけてご帰宅いただきます。
- 術後は医師の指示どおりに薬を使用してください。
- 入浴、洗髪、洗顔はできません。うがい・歯磨き・ひげ剃りは可能です。
- 就寝時に必ず保護用眼を使用してください。
視力検査と診察を行います。
手術後の経過と角膜の状態、視力の回復状態を確認するために、必ず翌日から3日間続けて検診をお受けください。肩下からのシャワーは可能です。ただし洗髪はできません。顔は眼のまわりを避け、ぬれタオルで軽く拭く程度にしてください。お化粧や飲酒はできません。
翌日より炊事程度の軽作業は問題ありません。よく目を使う仕事やほこりっぽい場所での作業、汗が目に入るような家事や作業は絶対にさけて下さい。
医師の指示どおりに飲み薬、点眼薬を使用してください。
視力検査と診察を行います。
通常通りお風呂に入って髪や顔を洗って頂いて結構です。石鹸での洗顔、お化粧、散発、保護眼鏡を外すのも可能となります。
読書、お酒、重いものを持ち上げる作業などもムリのない程度に行っていただいて大丈夫です。
医師の指示どおりに飲み薬、点眼薬を使用してください。
※片眼ずつ手術の方は術後1週間後にもう片方の眼の手術を行います。
視力検査と診察を行います。
手術後の経過と角膜の状態、視力の回復状態を確認するために、必ず検診をお受けください。
医師の指示どおりに飲み薬、点眼薬を使用してください。
視力検査と診察を行います。
手術後の経過と角膜の状態、視力の回復状態を確認するために、必ず検診をお受けください。検診で問題なければ、水泳、パーマなども可能になります。
医師の指示どおりに飲み薬、点眼薬を使用してください。
視力検査と診察を行います。
手術後の経過と角膜の状態、視力の回復状態を確認するために、必ず検診をお受けください。検診で問題なければ、医師と相談の上ほぼ手術前と同様の日常生活をお過ごしいただけます。
視力検査と診察を行います。
手術後の経過と角膜の状態、視力の回復状態を確認するために、必ず検診をお受けください。三ヶ月後に問題がなければレーシックによる近視・乱視の矯正(タッチアップ)も可能です。